DTMとは?初心者が音楽制作を始めるための超入門ガイド

DTMに興味はあるけど「そもそも何から始めたらいいの?」という方へ。本記事では、DTMの意味から必要な機材・ソフト、無料で始める方法までをわかりやすく解説します。

音ノ助
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DTM歴10年以上の私が曲が作れるまでのステップを1から説明します!

そもそもDTMとは?

DTMとは「Desk Top Music」の略で、パソコンを使って楽曲を制作することを指します。打ち込みや録音、ミックスなどを一人で完結できるのが特徴です。

以前は、複数の楽器を利用した楽曲を作る際は各楽器を録音し、ミックスする流れで楽曲は制作されていましたが、音作り・録音・ミックス・マスタリングの全ての作業を1つのパソコンでできる便利な時代になりました。

DTMで作曲をする場合、必ずしも楽器を弾ける必要はなくMIDIと呼ばれる画面に自分の鳴らしたい音階を指示してあげることで鳴らしたい楽器を鳴らすことができるのも大きな特徴です。

音ノ助
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自分で弾ける楽器がある人は録音、弾けない楽器は打ち込みでOK!

DTMを始めるために必要なもの

パソコン

作曲を本格的に始めるにはパソコンをお勧めします。(スマートフォンでも可能だが、かなり制約がある為)

DTMでの作曲をするパソコンは、DAWソフト上で複数のプラグインを開く都合上、それなりのスペックが求められます。

各DAWソフトによって推奨スペックは違いますが、最低限これぐらいはないと厳しいと思う条件を記載しておきます。

・CPU:Core i5 以上

・メモリ:8GB 以上

・ストレージ:SSD 500GB 以上

DTMに使うパソコンで重要なのはストレージです。

DTMを本格的に行う場合、数百種類にも及ぶプラグインを使用しますが、容量の重いものでは1つのプラグインで30GB以上の物もあるので、新規でパソコンを購入される際はストレージ容量は一番気にした方がいいと思います。

OSに関しては、WindowsでもMacでもどちらでも不自由なく作曲は可能ですが、Macでしか使用できないDAWソフト「 Logic Pro 」を使用したい方はご注意ください。

音ノ助
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外でDAWを触る予定があるなら圧倒的にノートパソコンがお勧めだよ!
ストレージの容量だけは本当に気をつけてね

DAWソフト

次に、DTMで作曲する際に必要なDAW(Digital Audio Workstation)ソフトを選びましょう

DAWソフトの役割は、ボーカルや楽器の録音・MIDIの打ち込み・音量調節や音作り(ミックス)・データの書き出しなど、DTMをする上で必ず必要な物ばかりです。

DAWソフトで有名な物の例をあげると

有料DAWソフト

・Cubase

・Logic Pro (Mac OSのみ)

・Studio One

・Ableton Live

・Pro Tools

・FL STUDIO

無料DAWソフト

・Cakewalk

・GarageBand

などがあります。

音ノ助
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種類が多すぎてどれで始めていいかわからない方に向けて、各DAWソフトの特徴をまとめた記事を作成したので、まだ使用するDAWソフトが決まってない方はご覧ください!

※作成中

オーディオインターフェース

次に録音・リスニングの中核を担っている「オーディオインターフェース」を選びましょう!

オーディオインターフェースは、パソコンとマイクや楽器、モニタースピーカーやヘッドホンを接続する為の機材です。

元々パソコンについているサウンドカードの入出力では、音のクオリティが低く、音作りやミックス・マスタリングなどがとてもしづらくなるのでオーディオインターフェースは用意した方が良いと思います。

安価な物では1万円を切っている商品もあるため、最初は安価なものから始め、物足りなくなってきたらグレードアップするなどがお勧めです。

音ノ助
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高いものは何百万もするものもあるので、オーディオインターフェースの値段はピンキリです。
当サイトではおすすめのオーディオインターフェースをご紹介しているので、購入したいものが決まっていない方はご覧ください!

※作成中

ヘッドホンまたはモニタースピーカー

次に、自身で作った音を正確に聞き取るためにヘッドホンまたはモニタースピーカーを選びましょう!

自身の作りたい楽曲のジャンルや部屋の防音・反響対策によって変わりますが、これから作曲を始める方にオススメなのはモニターヘッドホンです。

先ほども記載しましたが、部屋の防音・反響対策や自分の位置とスピーカーの配置などモニタースピーカーを使用する際には気をつけなければいけない点が多く、環境によっては出音が変わってしまう可能性があるため注意が必要です。

モニターヘッドホン・スピーカー以外の物は、低音がブーストされていたり、高音の鳴りが良かったりなど全ての音が均一に聞こえず、音作り・ミックス・マスタリングなどをする際には不向きの為、モニターヘッドホン・スピーカーは予算があれば準備した方がいいと思います。

モニターヘッドホン・スピーカーにも数多くの種類があり、それぞれの特色がありますが選ぶ際のコツとして「自分が作りたい音楽ジャンルを作っている方と同じものを用意する」です。

音ノ助
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プロは数十万するスピーカーやヘッドホンを使ってる方もいるため、それぞれの価格帯でのおすすめを紹介する記事も作成しています!

※作成中

MIDIキーボード(なくてもOK)

次に、ソフトシンセや音源を操作するための「MIDIキーボード」を選びましょう!

MIDIキーボードがなくても作曲は可能ですが、鍵盤を弾けなくても持っているだけですぐ音の確認ができたり、グリッサンドの入力で使用したり、便利だなと思う機会が多いです。

価格も安いものでは数千円で買えるものもあり、鍵盤数によってサイズや重さも違い、自身の作業スペースにあった物を用意できる点もオススメできる点だと思います!

音ノ助
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自分が作曲始めた時は何も楽器弾けませんでしたが、64鍵のMIDIキーボードを購入してピアノのプラグインで練習していたらコードを抑えるぐらいには気づいたら弾けるようになってました(笑)

最近では、スケッチを作ったりする際に使用することが多いです!

まとめ

改めてDTMを始める際に必要なものをまとめると

  • パソコン(WindowsまたはMac)
  • DAWソフト(音楽制作ソフト)
  • オーディオインターフェース
  • ヘッドホンまたはモニタースピーカー
  • MIDIキーボード(なくてもOK)

以上のものがあればDTMで作曲を始めれます!

この他にも、ソフトシンセエフェクトプラグインなど自分が作りたい音楽に必要なものを揃える必要がありますが、作曲を始めるステップに立つことはできました!

次に紹介するDTMを始める基本的な流れでは、曲を1曲完成させるために必要なステップを順を追って解説していきます!

音ノ助
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必要な機材が揃ったら次は作曲の実践です!

難しいことも多いですが、頑張っていきましょう!

DTMを始める基本的な流れ

DAWソフトのインストール

DTMを始めるには、まずDAWソフトをインストールしましょう!

自分が使用するDAWソフトを選んで、各ソフトが推奨するダウンロード方法でインストールしてください。

インストール先が外付けのHDDやSSDになっていると接触不良や不具合が起きる場合がある為、DAWのインストール先は可能であればメインのストレージにしておくことをオススメします。

音ノ助
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出先で利用する際にDAWソフトを入れた状態の外付けSSDを忘れたことがありますが、本当に焦るのでインストール先はメインのストレージが圧倒的にオススメ!

DAWソフトの使い方の勉強

使用するDAWソフトが決まったら次はDAWソフトの使い方を勉強しましょう!

国内のシェア率の高いDAWソフトであれば、YoutubeWebサイトで仕様と操作方法などの紹介がされているので、「 使用されるDAWソフト+使い方 」で検索されて、わかりやすいサイトをご覧ください。

わかりやすい動画やWebサイトが見つけられない時は『 SLEEP FREAKS 』というチャンネルでDAWソフトの説明や操作方法などをわかりやすく動画にまとめてくれているので、自分の使用しているDAWソフトの動画を見つけて視聴してみてください!

動画Webサイトで使い方を勉強しながら実際に自身のパソコンのDAW画面で操作をしながら操作を覚えていくのがDAWの操作を覚えるのに最適だと思います!

音ノ助
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使用するDAWソフトによっては国内でのシェアが低く、ソフト自体も日本語対応していないこともあるので

注意が必要です!

音楽理論の勉強をする

DAWソフトの操作が思うようにできるようになったら、音楽理論について勉強しましょう!

音楽理論と聞くと、何か難しいことを言っているかの様な錯覚を起こしますが、音楽の授業で習った知識も音楽理論の中の一つであり、ドレミファソラシドも理論の中の1つです。

音楽理論に関していうのであれば、音楽大学があるほど奥が深い理論ではあり、すべてを把握するのは難しいと思いますが、コードの種類と構成音の成り立ちだけでも知っておくと、様々なTipsを見る上で何を言っているのかわかりやすくなります。

作曲をする上で必ず必要な知識ではないものの、理想の音楽を作る際に既存の型理論を知っておくことは必ず役に立つ物なので、実際にDAWソフトで学んだことをアウトプットしながら勉強していくのがオススメです!

様々な学習方法がありますが、これから音楽理論について勉強をされる方におすすめの学習方法は『 SoundQuest 』というサイトの音楽理論というトピックを読んでいくことがおすすめです。

項目毎に複数の記事が用意されていて、音楽理論の基礎を勉強する上で役立つ知識が豊富に載っているので自身の作曲で役立ちそうな記事を見ながら勉強していきましょう!

音ノ助
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各理論の名前を1つ1つ覚える必要はなく、コードで言えばメジャーとマイナー、7thやdimなどの構成音の組み方などを覚えていきましょう!

実際にDAWで打ち込んで音を鳴らしながら学ぶと、各コードの雰囲気などつかみながら学べるのでおすすめです!

実際にMIDIを打ち込んでみる

DAWソフトをインストールし、使い方を覚え・音楽理論を勉強したら、実際にMIDIを打ち込んでみましょう

最初はDAWソフトの使い方を見ながらの作業になると思いますが、楽器の追加の仕方・MIDIの打ち込み画面の開き方・実際に打ち込んでみるなど、実際に手を動かしながら学びましょう

MIDIの打ち込みができる様になったらDTMを始めて、初めて音が鳴ると思います。

MIDIの打ち込みで音が出るようになれば、DTMで作曲するのに必要なプロセスはすべてクリアです!

音ノ助
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機材選びからDAWの操作や音楽理論の勉強ができれば残すは曲を書き上げるだけ!

曲を作る

先ほどまでのプロセスをすべて行ってきたら残すは曲を書き上げるのみです!

ですが、この曲を作るというセクションでDTMを挫折してしまう方が多いのも現状です。

実際に先ほどまでの知識を持って1から曲を作れと言われても難しいですよね。

私もDTMを初めて3年間、小説毎やサビだけ作って1曲書き切ることはできませんでした。

ですがそんな方のために、挫折せす1曲作りきれる様、当サイトで記事を書かせていただきました。

DTMを始めたけど「曲が作れない」「挫折してしまう」という方はこちらをご覧になってみてください。

※作成中

音ノ助
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曲を作ることの難しさを実感し、挫折が一番多いセクションではありますが、1度曲を作りきれたら人に聞いてもらう楽しさ・自分の価値の共有などに気づけると思います!
頑張りましょう!

スキルアップ・必要になったものを揃える

先ほどまでの過程で曲ができた方のほとんどの方が自分の楽曲に満足いけてないと思います。

今立ったのはプロデューサーとしての第一歩で、これからは自分にない知識や発想を持つ人の曲を解析したり、動画やWebサービスを見てのスキルアップや追加のソフトシンセエフェクトプラグインを購入してサウンドのクオリティをあげたりとあなたのプロデューサーとしての才能を成長させるプロセスです。

DTM Hacksは、初心者から上級者のDTMerの方に向けた記事を作成しているので、スキルアップ・クオリティアップをしたい方は他の記事もご覧ください!

音ノ助
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ここまできたら自分の作りたい音楽ジャンルに特化したスキルを身につけたり、シンセサイザーの音作り・プロの音源の集め方などを学んで、どんどん楽曲のクオリティを上げていきましょう!

まとめ

ここまで紹介した『DTMを初める基本的な流れ』を下記にまとめます。

  1. DAWソフトのインストール
  2. DAWソフトの使い方を勉強
  3. 音楽理論の勉強をする
  4. 実際にMIDIを打ち込んでみる
  5. 曲を作る
  6. スキルアップ・必要になったものを揃える

以上の知識でクオリティは低いかもしれませんが曲を作り切ることができます

曲を作っては、スキルアップやクオリティアップを繰り返して作曲家としてどんどん成長していきましょう!

まとめ

DTMは、パソコンさえあれば誰でも始められる時代になりました。

ですが、紹介した通り一筋縄ではいかずDTMを挫折してしまう人が多いのも現状です。

ですが学びを止めなければ、人から自分の曲を評価してもらったり、自身の思う通りの音楽が作れるようになったりと常に成長を感じられます。

DTMを始めるきっかけは人それぞれだと思いますが、始めた時に思っていた未来に近づけるよう『 DTM Hacks 』ではDTMerの方に役立つ情報を随時更新しています。

この記事を読んでいいと思ってくださったら、是非他の記事もご覧ください。

音ノ助
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DTMの始め方についてまとめてみましたが、始めの一歩のお手伝いすることができましたでしょうか?
この記事がどこかのDTMerの第一歩を踏み出すきっかけになってたら幸いです!
ご視聴ありがとうございました!